戦略スケジュールは必須

060 売却の戦略を組み立てるうえで、重要な要素は価格以外にもう一つ

「3種類の価格」と「スケジュール」を組み合わせることで「戦略」の大枠ができあがるスケジュール設定

前回のお話を振り返っていくと、その重要さは既に感じて頂けていることと思います。
期限がある場合にはそれを最優先にしますが、出来る限り売主様の意向にそって組み立てをさせて頂きます。

前回の2パターンについても、基本的な査定価格の提示はさせて頂いておりましたが、それ以上のチャレンジ価格についても、期限の許す限り取り組んでみるというスケジュール設定をさせて頂き、結果相場よりも高値での成約をすることができました。

ただ、先ほどの事例では紹介しきれていない点もございます。
最悪のシナリオも織り込んでおくことの大切さです。

買主様がいつ現れるかについては、どうしても運やタイミングといった不確定な要素を排除しきれません。
もしも、期限がある場合に、期限までに見つかる保証ができないのです。
しかし、物件の価値を正しく把握し、精度の高い査定を行うことで、できる限り不確定要素を抑えたスケジュールの作成が可能になります。
期限にゆとりがあればチャレンジ期間も設けますし、期日が近ければ現実的な価格や、早期成約を狙った価格設定を行っていき最悪の事態を避けています。

また、その中で少しでも好条件で売却するには、市場の反応を見ながら値段を調整していくことがきわめて重要となります。
そして、その市場の反応を見きわめるためにも「3種類の価格」と「スケジュール」を活用した戦略は重要な役割を担っています。

「最初の〇ヵ月目まではチャレンジ価格の▲▲▲万円」
「■ヵ月目まで、成約に至らなければ×××万円まで値下げをする」
といった段階的なスケジュール設定をし、市場の需要を探っていくのです。

戦略をもって売却活動ができれば、成約後に「もっと高く売れたのでは・・・」といった後悔もせずに済みます。
さらに、事前に値下げのスケジュールも相談しておくことで「不必要な値下げを迫られるのでは」といった不安も解消することができます。

つまり、売却の戦略を組み立てることは、
「売りたい価格」から「最低価格」の間で「市場の求めている価格を探っていく」という作業ともいえるのです。