全体的な流れ⑥

051 「競合の価格」「値下げに対する考え方」

7.決済・引渡し

・住宅ローン実行、残金決済
ついに、不動産がご自身のものになる日がやって参りました。
各種準備は事前に終えているかと思いますので、決済当日は意外なほどにすんなりと終わるケースが多いです。

残金決済は、住宅ローンの借入をする銀行に全員で集まって手続きを行います。
手続きの流れといたしましては、登記を担当する「司法書士」立ち合いの元、取引を完了する為に必要な書類、引渡し物等、全てが揃っているかを確認し、問題が無ければローンが実行されます。
その後、各種代金のお支払い、領収書の発行を終えれば、無事取引完了となります。

そして、取引完了を見届けた司法書士が、法務局へ所有者が変わったことを報告し登記手続きを行います。
登記手続きの完了には数週間を要しますので、後日不動産の所有者となった証明となる「登記識別情報通知」という書類が郵送されてくる流れとなります。

この「登記識別情報通知」とは、過去には「権利証」と呼ばれていた書類の現在の形です。
役所特有の複製防止処理がされたカラフルな用紙に、アルファベットと数字の羅列による12桁の「登記識別情報」が記載されています。
要は不動産の所有権に関わる手続きを行う為のパスワードとなるものです。
受け取った時点ではこのパスワード部分には目隠しがされており見ることができなくなっています。
そしてこれは登記手続きをするときまで見る必要がないので未開封にしておかなければいけません。
開封済みのものは「既に何がしかの登記手続きをしてしまった無効な書類なのではないか」という疑いが生じてしまいますので必ず開けずに保管するようにしてください。

※リフォーム工事手配
非常にコンディションの良い不動産であっても「壁紙の張替」と「ハウスクリーニング」は頼まれる方がほとんどです。
このような軽微なリフォームでも、着工してから住めるようになるまでには数日が掛かりますし、マンションの場合、着工前にマンションから許可を取らなければ工事ができませんのでさらに準備期間が必要となります。
規約の厳しいマンションの場合、「隣接する全ての住戸の説明の上、承諾書に捺印をもらい、工事許可申請書と共に組合に提出すること」といったルールが存在していることもあります。
このあたりのルールはマンションごとにかなり差がありますので、必ず事前に確認をしておく必要があるところです。