担当者が伝えたい査定価格

035 机上査定をじっ~くり確認

過去の取引事例や新築分譲価格など、項目を細かく比較して、プラスマイナスをつけている会社もあります。
担当者の主観で、「だいたいこのくらいだろう」と価格を出してしまう会社もあります。
担当者が作成した査定を、その上司がダブルチェックするところもあれば、担当者の独断でお客さんにお伝えしてしまう会社もあります。
いずれにしても、机上査定も訪問査定も担当者の主観が入っているものです。
依頼した不動産会社、担当者によって査定価格にばらつきが生じるものなのです。

たとえば、ある担当者は以前に同じマンションの他の部屋を成約させたという実績があれば、「価格設定が高すぎたため、売るのに時間がかかって苦戦した」「あっという間で楽だった」など、その時の「経験」を持っています。
また、以前販売したときに、「このマンションの部屋を買いたい」と言うお客さんを捕まえているかもしれません。
そのような感覚値、担当者(あるいは、その上司)の気持ちが「あの時こんな感じだったから、今回もこれぐらいの価格かな」と査定価格に反映されています。

たしかに、以前販売した際どうだったか教えてもらえるのは貴重です。
しかし、査定をする担当者がマンションを買うわけではありません。
ですから、私たちは、買いたい人がどのような考えで不動産を選んでいるのかを、常に見越した上で査定価格を決めるべきだと思っています。
1ヵ月前と今とでは買いたい人の数や競合物件も異なります。
ですから、担当者の過去の主観が入った査定価格は参考程度にし、現時点での戦略を立てながら売却活動することが「高く売れる」メソッドの1つとなります。