冒険は「道具」次第

013 目標の次は、手段を考える

冒険の目標は決まりました。
では、どうやって行けばいいのでしょうか。
これに関係するのが道具です。

ジープという道具があれば、行けるところまで車で行けます。
荷物もたくさん運べます。
ジープがなければ自分の足が頼り。
持っていける道具も限られたものとなります。
ザイルがあれば断崖絶壁も降りられます。
ボートがあれば湖を渡ることもできます。
道具次第で、このように「近道」することも可能です。
このように冒険は、まさに「道具」次第です。

自宅売却も同じこと。
自宅を売る「道具」は「お金」です。
この「お金」というのは、単純に「売れる値段」という意味ではありません。
自宅売却を進めていく上で「売れる値段」「売るために必要な費用」「将来的な生活を見据えたファイナンシャルプラン」と、いろいろなお金の問題をクリアする必要があります。

湖の向こうに目的地があるとします。
しかし、ボートがなくては湖の周りをぐるっと歩いて進まなくてはいけません。
自宅売却においても「こうしたい!」という目標を決めたとしても、「道具=お金」の問題で前に進めないということがあるのです。
例えば「売りたい」と思っても、「売れる値段」が住宅ローンの残高より安い。
この場合、売れたとしても住宅ローンの不足分を自己資金でまかなう必要があります。
しかし、そんな自己資金がないということであれば「売ることができない」ので「売ることをあきらめる」という選択となります。

また、「売って毎月の支払いを楽にしよう」と思っても、賃貸に替わることで逆に毎月の支払いがアップする可能性もあります。
古い間取りで「リフォームしてから売ろう」と考えていたところ、リフォームそのものに非常にお金がかかるケースもあります。
となれば、「買った人にリフォームをしてもらう前提」で価格を見きわめる必要が出てきます。
「時間をかけてもいいから好条件で売りたい」と思っているものの、すでに新築を買って両方の住宅ローンを支払っているケースでは、2つのローンを払い続けられればいいですが、家計のバランスによっては「そんな余裕はない、早く売ったほうがいい」という結論となります。
しかし、同じ「好条件で売りたい」と目標設定した場合でも、家計にゆとりがあるのであればどっしり構えて売ればいいのです。

このように、自宅売却においてお金は非常に大切です。
目的地を定め、どのようなルート(方法)で自宅を売っていくのかを考える大切なものなのです。
道具次第で冒険のルートや攻略法が変わるように、お金次第で自宅の売り方というものは変わってくるのです。

「お金がないと自宅は売ることができないのか?」

と、思われるかもしれませんが、それは違います。
1つひとつお金の問題を明確にしながら、解決をしていけばいいのです。
しかし、その解決を素人判断で行なうと失敗します。
そこに必要なのは「知識と経験に裏づけされた知識」。
「知恵」が必要になるのです。

次回は、目標にその道具でたどり着くための「知恵」についてご説明します。