家を買うことは「投資」

012 家を買うことは投資でもある

今回のお話は、マイホームの購入を検討されている方向けなので、投資目的の方には少し退屈かもしれません。
最初に結論から申しますと、「家を買うことは投資でもある」というお話をさせて頂きます。

少し話が飛躍しますが、「不動産の価値」というと意外と面白いもので、購入者様の視点を軸に見ていきますと、段階的に立ち位置が変わっていく為、時期によって捉え方が変わって行きやすいという特徴があります。

買う前は「価格」という金銭的な絶対評価を重要視する方がほとんどです。
しかし、買った後は「自分の家」としてのみ捉える方が多く、そうなりますと評価基準は「住み心地」など一旦は少し曖昧なものになりがちです。
ここで忘れてはならないのは、「マイホーム=資産」であるという視点です。
確かに住んでいる間は必要性の薄い視点ですが、不動産を永遠に所有することは基本的には不可能です。
いつかは相続や、売却、転勤を理由にした賃貸など、マイホームでなくなる時が来ます。
そうなったとき、マイホームは「住み心地」といった曖昧な基準ではなく、相場等の明確な基準により、改めて金銭的な絶対評価にさらされることになります。
つまり、住むことで価値が曖昧になっていたマイホームに対し、貸す場合の「賃料」なり、売る場合の「売却価格」なり、何がしかの「価格」がつけられるのです。
この「価格」、対外的に見ればただの値札でしかありません。
しかし、購入者様の視点から見た時のみ、買ったときの価格と、新たについた価格との差がありますから、「損をした」「得をした」という相対的な評価をすることができます。
家を買うことでいつかは「損」か「得」いずれかを経験するのですから、これをもって冒頭に「家を買うことは投資でもある」書かせて頂きました。

購入を検討する際には、この「マイホーム=資産」「購入=投資」であるという考え方を持って頂くと、後悔しない家探しの一助となると思います。
マイホームを資産として捉えた場合、その価値はどのくらいの価格で「売れるか」「貸せるか」で判断することが可能です。
良い条件で取引ができるのであれば優秀な資産になりますし、反対に「売れない」「貸せない」場合は負債になってしまう恐れが出てきます。
もちろん、ご自身が住まわれた時に満足ができるかという基準は非常に大切なものです。
しかし、一方でこうした冷静な判断基準も兼ね備えた家探しをして頂きますと、将来的に何がしかの不測の事態に見舞われたとしても、優秀な資産作りが出来ていれば頼りになるはずです。
マイホーム選びの際にはぜひ、資産価値と満足度のバランスにも気を配って頂けますと幸いです。